--/--/-- (--) スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 |


2015/09/27 (Sun) 【1話】信長 vs 光秀【下克上・恋戦】

こんばんわ、ARUSEBUこと椿です。
もうすぐ10月ですが、皆様如何お過ごしでしょうか。
今日で休肝日連続3日達成出来そうな私です。
今回は前に一度、END回収していたこの二人の話をもう一度、メモ書きする為に二度目回収しに来ました。名前は「椿」です。
※これは個人的メモです



廊下を吹き抜ける風から初秋の香りを感じ始めた頃…。私は仕立て終わったばかりの羽織を持って、信長様に部屋を訪れた。

『失礼します』

静かに襖を開くと、信長様と向かいに座る光秀さんが目だけを私に向けた。

(光秀さんもきてたんだ…。深刻そうな顔だけど大事な話をしてたのかな)

信長「どうした、椿」
『お願いされていた羽織が仕上がったので、お持ち致しました』
光秀「信長様からも依頼を受けているのか。最近、引く手数多だな」
『はい、お陰さまで……。すみません、お話の邪魔してしまいましたか?』
光秀「いや、もう終わる所だ。」
信長「少し待っていろ、椿」
『はい』

私はそっと中に入ると、邪魔にならないように部屋の隅へ腰を下ろした。

(なんかタイミング悪かったかも…)

光秀さんは信長様に向き直り、流麗な口調で話を続ける。

光秀「…以上の理由より、周辺の国々に大きな動きはないはずです。信玄と謙信の両名に関しては、相変わらず挙兵の機会を伺っているようですが」
信長「そうか、大義であった。引き続き動向を見張り、何かあったら報告しろ」
光秀「かしこまりました」

それからも難しい話が続き、私は黙ったまま耳を傾けていた。内容のほとんど理解できないけれど、それがかなり有力な情報ということは私にもわかる。

(光秀さんって他国とか敵側の情報に詳しいけど……どうやって調べてるのかな。本当、謎が多い人……)

そんなことを考えているうちに話が一段落し、信長様と光秀さんは私へと視線を向けた。

信長「待たせたな、椿」
『 いえ……』

信長様の前に行き、完成したばかりの羽織を広げる。

『どうぞ。この前、注文していただいたものです』

信長様は羽織を受け取ってまじまじと見つめると、満足そうに微笑んだ。

信長「丁寧でいい仕事だ。よくやった椿」
『ありがとうございます』
光秀「安土城城主のお墨付きとは、椿も大したものだな。」

二人から賞賛の言葉をもらえて、喜びと同時になんだか照れてしまう。

『そんな、まだまだです。でも…そう言っていただけるのは素直に嬉しいです』
(横暴だって思うときもあるけれど、信長様に認めてもらえるのはやっぱり特別なことだと思うから…)
『では、衣装簞筒にしまっておきますね』

かすかに頬の温度が上がるのを感じながら、羽織をしまいにいくと…

『あ…』

ふと簞筒の上に置いてあったトランプに目が止まる。

(この時代にもトランプってあったんだ)

思わず手にとって、懐かしさに目を細めていると…

信長「南蛮かるたが珍しいのか?」
(この頃は南蛮かるたっていう名前だったんだ)
『いえ、私がいた時代にもあったんです。つい、懐かしくて』
光秀「時代……?なんの話だ」
『な、なんでもないです』
(光秀さんにはタイムスリップの事はなしてないんだった。話逸らそう…!)
『昔、よくこれで遊んでたんです。子供の頃はよく”大富豪"とか…』

何気なく告げると信長様と光秀さんの目が一瞬きらりと光った。

光秀「”大富豪”?聞いたことのない遊戯だな」
(まあ、そうだよね。この時代にはないゲームだし)
信長「どのような遊戯だ。詳しく教えろ、椿」
『え…?いいですけど……』

私は絨毯の上にトランプを並べながら、”大富豪”の説明を始めた。

『配られた札を順番に出して行って、手札がなくなれば上がりです。札を出すときは、前の人よりも強い札しか出せません。一番強いのは2の札、次が1の札で、あとは数字が大きいほど強いです』
信長「一、というのはこの札か。髭じじいの絵札が十三、女の絵札が十二、小僧のようなのが十一だな」
光秀「その他は、記号の個数が数を示しているようですね」

信長様と光秀さんは、軍事会議並みに真剣な顔つきで話を聞いている。

『あっ!”革命"って言って…同じ数字の札を4枚出すと、強さの順序がひっくり返るんです』
光秀「ほう、下克上ということだな。粋な仕掛けがあるものだ」
『あとは…』

私の覚えている範囲で、細かいルートの説明を続けた。

『…それで、最初に上がった人が”富豪”で最後に残った人が”貧民”になるっていう遊びです』
光秀「なるほど。単純だが、戦略次第では面白い遊戯になりそうだ」
『今の説明で伝わりました…?』
信長「あぁ。つたない説明であったが、だいたい理解した」

信長様の隣で、光秀さんも軽く頷く。

(二人とも呑み込みが早い……。頭の回転が違うんだろうなぁ。さすがは名武将)
信長「では、さっそく試すか」
光秀「そうですね」
『えっ、やるんですか?』
光秀「何を驚いている。お前も参加するんだぞ」
(ええ……っ?)
信長「だが、ただ遊ぶだけではつまらんな。何か賭けるか」
光秀「椿、お前がこの遊戯をやっていたときはどうしていた?」
『えっ?私が友達としたときは”貧民”は好きな人の名前を教えるという罰があったりしましたけど……』
光秀「では、こうしよう。”貧民”が”富豪”に告白をする」
(告白って……このメンバーで!?どんどん話が良からぬ方向に行ってる気がする…っ)
『それはさすがにどうかと思いますけど…』

困り切って呟くと、光秀さんが笑みを浮かべて私の顔を覗き込んだ。

光秀「何を困る事がある、椿。簡単な事だ。”お慕いしています、光秀さん”というだけだろう?」
(っ……)

耳元に光秀さんの低く艶めいた声が響いて、心臓が音を立てる。

『急に、変なこと言わないでください…っ』
信長「光秀。貴様、この俺に勝つつもりでいるのか?」
(え?わ……っ)

首根っこをつかまれ、信長様に引き寄せられる。にやりと笑、今度は信長様が私の顔を間近で見下ろした。

信長「安心しろ、椿。必ず貴様に俺への愛を囁かせてやる」
(全然安心できないよ……っ)
『ちょっと待ってください!なんで私が”貧民”前提で話が進んでるんですか?』

信長様の腕を抜け出し、急いで二人から距離をとる。

『もしかしたら、光秀さんが信長様に告白したり、信長様が光秀さんに告白する可能性もあるじゃないですか!』
信長・光秀「…………」
信長「それはあり得んな」
光秀「お前の最下位は確定だろう、椿」
(ひ、ひどい……!)
『わからないですよ。私の方がこの遊戯には慣れてますからね!』

早くも勝ち誇ったように構える二人に反論する一方で、頭の中では不安と緊張がせめぎ合う。

(信長様と光秀さん、どちらかに告白するなんて…でも、買ったら、私がどちらかに告白されるんだよね…?どっちにしても、すごく恥ずかしい……)
『本当に、今からするんですか……?』

私が赤くなった理由を見透かしたように、信長様は静かにほくそ笑む。

信長「待ちきれないのはわかるが、あいにく俺は忙しい。椿、夕餉(ゆうげ)の後にまたこい。遊んでやる」
『私は別に待ちきれなくなんてないです…!』
信長「文句は後にしろ」

信長様は私の申し立てをばっさり切り捨てて、書簡に目を通し始めた。

信長「光秀、この書簡をよこした領主についてだが…」
光秀「はい」
(…話は終わりってこと?これ以上いっても無駄みたいだな)

取り付く島もない空気を放つ二人を前に私は成すすべなく立ち上がった。

『…では失礼します』
信長「ああ、約束を忘れるな」
光秀「また後でな、椿。逃げるなよ」
(う……)

二つの強硬な視線を背中に感じながら、私は信長様の部屋を後にした。

(二人とも、本当に勝手だな……!信長様だけでも手にあまりすぎるくらい余るっていうのに…、光秀さんまで合わさると、完全に私の手に負えないよ)

胸のうちでぼやきながら、部屋に戻ろうと廊下を歩いていると…

三成「椿様、こんにちわ」
『三成くん……』

ばったり会った三成くんが、相変わらずの純真無垢な笑顔をくれた。

(さっきまで、信長様と光秀さんの高慢な態度を見ていたせいか…いつもに増して、三成くんのほんわかした雰囲気に癒される)

思わずほっとして息をつくと、三成くんが心配そうに眉を寄せた。

三成「なんだかお疲れのご様子ですが、何かあったのですか?」
『実は…』

私は三成くんに、ざっくりと大富豪の勝負のことを話した。

三成「そんな事があったのですね……。あのお二人と勝負して勝つのは、なかなか至難の技だと思います。」
『やっぱり…』
三成「お二人とも、数々の戦を勝ち抜いてきた名将です。遊戯だとしても、勝負事にはお強いですよ」
(それはそうだよね……)
『困ったな。手を読もうにも、二人とも考えてることを顔に出すような人たちじゃないし…。特に、光秀さんは普段から、何考えてるのかわからないなぁ』
三成「確かに……光秀様はお考えが読めない方ですね。同胞の私たちにも、なかなか本音で話してくださいませんし」
『そうなんだ…』
(仲間同士なのに油断できないってどうなんだろう…?)
三成「ですが、光秀様の才覚は確かです。それは織田軍全員が認めていますし…。誰よりも信長様が、光秀様を買っておられます」
『じゃぁ、信長様なら光秀さんの考えをわかってるってことかな?』
三成「それは、どうでしょうか…?」




このゲームのメインである信長様が居ると結構内容が濃い物ですね。
タイピングしてて、秀吉さんと家康の話より長いなぁと思っていました。
そして、何気なく光秀さんと信長様の自分への扱いの酷さに笑ってました(笑)いやぁ、面白かったです。



スポンサーサイト

女性向け | trackback(0) | comment(0) |


| TOP | next >>

プロフィール

椿と椛

Author:椿と椛
名前:「ARUSEA」時々「椿」

生息中(・´艸`・)

【テイルズオブアスタリア】
名前:椿と椛
レベル:402
ID:591-285-079

【テイルズオブザレイズ】
名前:椿と椛
ID:541647285

【刀剣乱舞】
名前:椿
レベル:95

【ドラゴンネスト】
サーバー:バルナック
Lv:70 ARUSEA(現在休止中)
職:スピリットダンサー

FC2カウンター

最新記事

カテゴリ

●月別アーカイブ

●ランキング


ブログランキング・にほんブログ村へ

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

検索フォーム

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。